岡山の家庭医の読書・勉強ブログ

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2023/08/21 午後休み 時間をつかう

2023/08/21


今日は仕事。午後は休みをとっているので、午前の予約なし外来だけ。月曜日は毎週のように忙しい。時間におわれながら外来対応する。診察の手は抜きたくないので、できるだけポイントをおさえながら。なかなかに後ろにずれこんだ。

 

ようやく外来が終わって(というか終わらせて)帰宅。なかなか手がつけられていなかった仕事をしながら、ポートフォリオ作成もすこしできた。各エントリーの事例はほとんど集まっていて、どれもいくらかは書けているから、そこまで焦る必要もなさそうだ。じっくり時間を書けながらポートフォリオは書いていこう。

 

夜はあまりお腹が減らず、結局夜ご飯は食べなかった。

 

東畑開人さんの新著『ふつうの相談』を手に取る。

ふつうの相談

 

 

「臨床家は最低でも二枚のカードは手元にもっておき、クライエントに応じていずれのカードを切るかという判断をできるようにしておくべきだ(中略)


すべてを認知行動療法で解釈し、認知行動療法によって解決しようとするとき、その臨床家は、呪術師としては一流かもしれないが、現代の専門家システムにおいては「素人」の域を出ていないのである。」


(東畑開人『ふつうの相談』 pp43-44より)

 

なんでもかんでも一つの理論的枠組で考えようとしたら、世界が一元的にしかみえなくなってしまう。わかった気になってしまう。耳が痛い文章。

 

東畑さんの文章は、端的で切れ味がいい。

 

今日はもう寝よう。