岡山の家庭医の読書・勉強ブログ

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構造的理解の4つのパターンについて(「イシューからはじめよ」)

 読書記録

「読了した本を読み直して、学びを再発見」キャンペーンです。

 

以前に読んだっきり本棚に眠っていた本を掘り起こして、

気になったところをメモ書きしておきます。

 

今回は「イシューからはじめよ」です。

イデア創出のヒントもたくさん載っています。

 

 以下、本文中の内容からのメモ。

 

 

 

 

「正しい問題」に集中した、「正しい訓練」が成長に向けた鍵となる。

 

 

この「正しい問題」、つまりイシュー度の高いイシューを設定するための条件のひとつとして、深い仮説がたてられていることが挙げられる。

 

そしてこの「深い仮説」ももつための定石のひとつが、 「新しい構造」で説明することである。

 

 

 

「人が何かを理解する」というのは、

2つ以上の異なる既知の情報に新しいつながりを発見すること」だと言い換えられる。

 

 

そして、情報の間で新たに構造的な理解が生まれるパターンは、4つ存在する。

 

①共通性の発見

例:腕と鳥の翼が実は同じ器官が異なるかたちに進化したものだと知れば、比較して意味合いを引き出すことができる

 

②関係性の発見

例:ポールとジョンが同じ行動をし、ジョンとリッチが反対の行動をするということがわかれば、ポールの動きからリッチの行動を推測できる

 

③グルーピングの発見

例:市場を何らかの視点に基づいた軸で切り分け、それぞれのグループに違う動きが見えれば、それまでとは違う洞察を得て、自社商品・競合商品の現状分析や今後の予測がしやすくなる

 

④ルールの発見

2つ以上のものに何らかの普遍的なしくみ・数量的な関係があることがわかると、理解したと感じる

 

 

 

 

【今回の参考文献】