14歳からの哲学入門
「史上最強の哲学入門」の飲茶さんの著書。
合理主義→実存主義→構造主義→ポスト構造主義、そしてこれからの哲学について、わかり易くまとまってます。
実存主義。
生きる意味をサポートする医療者にとっては、実存主義は馴染みやすい。 サルトルによって大成されていった実存主義は、後に構造主義の現れによって衰退していったものの、やはり「実存は本質に先立つ」という考えは、追い込まれてしまった人たちに勇気を与えるものだと思う。
構造主義。
構造主義もまた、ある意味様々な価値観を肯定してくれる。 唯一普遍の真理はないと考え、それぞれの背景に応じて生まれた価値観を、それとして大切にする視点。 「○○でなければならない」という「べき論」から、すこし自由にしてくれる。
やっぱり哲学、面白い。 せっかく勉強しているなら、医療に応用しなきゃ。