2020/07/12
「医療者のためのスライドデザインワークショップ on ZOOM」
医療デザインスライド部・Kobayashi Kei先生のオンラインワークショップに参加しました。
「医療スライドデザイン部」はこちら↓
私自身、スライドデザインについては「伝わるデザインの基本」という本を読んで勉強したことがありますが、「知っている」のと「活用できる」ことには大きな壁があり、今まで活用できていたかと正直言うと微妙なところでした・・・。
そこで今回のスライドデザインワークショップが開催されるということで、Facebookでの投稿を見かけて速攻応募しました(定員5人だったので)。
事前課題
今日のワークショップまでに、事前課題がありました。
これまでに作成したスライドを1枚提出し、そのスライドのデザインをより良くするためのポイントが与えられ、それに基づいて自分でブラッシュアップしてみるというもの。
私がはじめに提出したスライドはこちら。
今年のポートフォリオ発表会で提示したスライドの一部です。
■改善前のスライド
そして与えられた課題は、
1:① → ② → ③の流れが順番に視覚化できるデザインを考えましょう
2:アイコンや文字の位置など、レイアウトのバランスが整ったスライドをデザインしてみましょう
というものでした。
確かに、どの順番で読んだらいいのか一見わかりにくく、視点の方向もいったりきたりしています。そしてレイアウトもどこかアンバランスで、左右非対称な印象です。
ワークショップ当日
そして今日。ワークショップ当日。
私が改善して提出したものはこちらです。
■改善後のスライド
私が意識したのは、
- 3つあったポイントを2つに絞ってすっきりさせた
- 上から下に視点がながれていくようにした
- 左右非対称だったレイアウトを左右対称にした
- 患者と医療者がわかりやすいように注釈した
というポイントです。
そして、講師のKobayashi Kei先生の改善案がこちら。
控えめに言って、めちゃ格好いい・・・。洗練されています。
3つのポイントは三角形で表現することによって、流れがわかりやすく。
左に図、右に文章を配置することでバランスが取れています。
そして何よりこの色使い。ビタミンカラーというみたいです。
このような感じで、参加者それぞれのスライドについてディスカッションし、学びを深めていきました。
以下、今回のワークショップの勉強メモです。
・・・
情報について
・文字・数字情報ばかりだと、どの情報が一番重要なのかがわかりにくい事が多い
・説明文を散らばらせない
・それぞれの情報をカテゴライズして、順番にみせる工夫をする
・みているひとが、どこまでノートを取ることができるのかという視点をみる
レイアウトについて
・中心を意識する
・ガイド線を表示しておく
・スライドを9分割にしてみる → 交点(赤点)に配置することできれいにみえる
色に関して
・色相を意識
・六角形の同じ外周にあるものが、同じ明るさになる
・ひとつ色を選んだら、それを頂点として三角形の他の2つの頂点を選択することで、いい組み合わせの3色が選べる
・明るすぎるなと思ったらより外周の色を選ぶ
・・・・
ということで、今までに参加したことのなかったジャンルの勉強会に参加してきました。デザインっておもしろい。