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アイデアを生み出すための必勝法 〜オズボーンのチェックリスト〜(読書記録「考具」②)

読書記録
今回も「考具」で勉強になったポイントをまとめます。

 

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

  • 作者:加藤 昌治
  • 発売日: 2003/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

イデアが広がる考具

イデアを生み出すために情報が必要である一方、アイデアが広がる「考具」として「オズボーンのチェックリスト」というものが紹介されていました。
要素を組み合わせるときに行き詰まってしまった場合に活用できる、すばらしいチェックリストです。
 
 
 
 

オズボーンのチェックリスト

イデアを生み出すための要素の組み合わせ方、その基本パターンが網羅されています。
この「オズボーンのチェックリスト」を作ったアレックス・オズボーンは、「ブレインストーミング」を作った人としても有名とのことです(知らなかった・・・)
 
 
転用:現在のままでの新しい使いみちは?
応用:似たものはないか? 真似できないか?
変更:意味、色、動きや匂い、形をかえたらどうなる?
拡大:大きくする、長くする、頻度を増やす、時間を延ばすとどうなる?
縮小:小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にするとどうなる?
代用:代わりになる人や物は?材料、場所などを代えられないか?
置換:入れ替えたら、順番を変えたらどうなる?
逆転:逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?
結合:合体、混ぜる、合わせたらどうなる?

 

 
こうやってみてみると、アイデアの創出にはパターンが有ることがわかりますね。
毎回毎回このチェックリスト通りにやるのは大変ですが、行き詰まったときに発動させましょう。
 
 

 

 

 

個人的には、ある企画としてオンラインミーティングでの学びに関してアイデアをねっているところです。

 

例えば、オンライン勉強会のよくある構図として、教える側がホストで、教えられる側がゲストになっていることが多いと思うのですが、これを「逆転」させてみたらどうか? つまり、教える側がゲストで、教えられる側がホストという構図です。

 

自分の得意分野やオタクなことについて、「これをだれかに知ってもらいたい!」みたいな人が参加者として集まって、順番ごとに他の参加者や主催者に講義する、みたいな。ひとそれぞれ趣味とか興味とか、こだわっていることがたくさんあると思うので、結構おもしろそうです。

 

イデアを広げていきたい時、このチェックリストのどれかがきっと活用できるはずなので、知っておいて損はないはずです。

 
 
【参考にさせていただいた本】

 

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

  • 作者:加藤 昌治
  • 発売日: 2003/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)