岡山の家庭医の読書・勉強ブログ

岡山の家庭医のブログです。家庭医療、哲学、ビジネス、いろいろ。

「環状の紅斑」の鑑別 (環状紅斑と多形滲出性紅斑の違いについて)

久しぶりに医学的な内容の記事です。 先日、「環状紅斑」のフレコミで精査となった方を前の担当医から引き継いで担当することとなりました。 環状紅斑の鑑別か〜と思って写真をネットなどで眺めていたのですが、入院時の紅斑の写真をみていてふと、「これっ…

幸せについて本気出して考えてみた

前回投稿からちょっと時間が空きました。 今日は思うがままにどんどんと文章を書いてみました。 まとまりのない文章になりましたが、思いの丈をばーっとかけたので、ちょっとすっきり。 YESマン 最近、と言ってももう1年半近く経とうとしていますが、割と忙…

環境があなたを作る(読書記録:FULL POWER)

読書記録。 今回は「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」です。 一言でこの本の内容を伝えるなら、 「自分を変えたいなら、環境を変えろ」 ということです。 FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略 作者:ベンジャミン・ハーディ 発売…

余白をつくる (読書記録:ぜんぶ、すてれば」)

読書記録。 今回は「ぜんぶ、すてれば」という本です。 いわゆる自己啓発本にあたります。 ぜんぶ、すてれば 作者:中野善壽 発売日: 2020/04/17 メディア: Kindle版 著者の中野氏に関して、本の要約サイト「flier」のレビュー部分( https://www.flierinc.com…

スライドデザインについて、勉強してきました

2020/07/12 「医療者のためのスライドデザインワークショップ on ZOOM」 医療デザインスライド部・Kobayashi Kei先生のオンラインワークショップに参加しました。 www.facebook.com 「医療スライドデザイン部」はこちら↓ www.designs4medicalslides.com 私自…

知りすぎると「バカ」になる(「イシューからはじめよ」)

読書記録 「読了した本を読み直して、学びを再発見」キャンペーンです。 以前に読んだっきり本棚に眠っていた本を掘り起こして、 気になったところをメモ書きしておきます。 今回は「イシューからはじめよ」より。 イシューからはじめよ ― 知的生産の「シン…

「ジェネラリストは医学の全分野を知っておかないといけない」という誤解

最近、クローズドコミュニティでの「マクウィニー家庭医療学」読書勉強会に参加しております。 マクウィニー家庭医療学 上巻 作者:Ian R.McWhinney,Thomas Freeman メディア: 単行本 総合診療や家庭医療に興味を持ち始めた初期研修医1年目に購入し、当時あま…

透析患者に造影CT検査を行ったら、検査後にすぐ透析したほうが良いのか?

外来当直で疑問に思ったこと。 透析患者における造影CTについて。 高度腎機能障害のある患者に造影CTをとりたいと思ったとき、 すでに透析治療をうけられている患者のほうが造影CT検査にふみこみやすい。 既に腎機能が廃絶しており、それ以上腎機能障害が悪…

なんか疲れているけれど学びを止めたくないとき、活字ではなく動画で勉強する

雑記。 最近、といっても1年位前から、動画を見る機会が格段に多くなりました。 なんか疲れていて読書をしても頭に入ってこなかったりして、だけれどもなんだか何もしないのももったいないしなと思ったとき、動画で勉強するようにしています。 動画の時代と…

セミナーメモ:「コロナ時代につながりを。社会的処方に学ぶ、これからの支援の在り方とは?:PRESENT23」

PRESENT_23 西智弘 「コロナ時代につながりを。社会的処方に学ぶ、これからの支援の在り方とは?」 heisei-kaigo-leaders.com 今日はこちらのオンラインセミナーに参加させてもらいました! 有料セミナーということもあり、すべての内容のメモを記載するのは…

講義メモ:「家庭医VS病院総合医 バトルトーク「なんでそうなるの?」(2020年若手医師セミナー 第2回 )

2020/06/12 19:30〜21:00 2020年若手医師セミナー 第2回 「家庭医VS病院総合医 バトルトーク「なんでそうなるの?」 先程終了。 総合診療のトップランナー、山中克郎先生と藤沼康樹先生のトークとあって、耳の穴をかっぽじって、テレビっこ(古い)になって、…

鑑別疾患:血便

当直振り返り。 虚血性腸炎、結構腹痛が強くでるんですね・・・。 急性腹症のプレゼンテーションで来院されました。 中年女性で「便が出ない」という言葉から当初、腸閉塞らしさを感じていましたが、よくよく聞いてみると 「下痢っぽい排便のあとに少量の血…

ナリワイをつくる(読書記録)

読書記録。 今回は 伊藤洋志 さんの「ナリワイをつくる」です。 読書メモをまず書いて、その後に感想・コメントを書いてみました。 ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方 作者:伊藤洋志 発売日: 2014/03/28 メディア: Kindle版 ナリワイとは、生活の充実…

構造的理解の4つのパターンについて(「イシューからはじめよ」)

読書記録 「読了した本を読み直して、学びを再発見」キャンペーンです。 以前に読んだっきり本棚に眠っていた本を掘り起こして、 気になったところをメモ書きしておきます。 今回は「イシューからはじめよ」です。 アイデア創出のヒントもたくさん載っていま…

「リスペクトする」という言葉で、自分は逃げていないか?

ブログをはじめてついに20記事を超えていました。とりあえず習慣化できていてよかったです。こうやって自分の考えや感情を言葉にすることは、頭の中の整理になりますね。 さて最近、スペシャリストの先生方に関する記事を書きました。 yktyy.hatenablog.com…

「不器用だから手技は苦手」は本当か?

雑記。 研修の振り返りです。手技関連のお話。 私は手技が苦手です。特に穿刺手技。大腿動脈穿刺はなれていますが、中心静脈穿刺、橈骨動脈穿刺、腰椎穿刺などなど、いずれも未だに苦手意識が残っています。 現在血液内科を研修中ですが、実はなかなかに穿刺…

正義の反対は「また別の正義」なのである

総合診療の研修について、なかなかまとまりきらない現状について思うこと。 総合診療専門研修は現在、混沌としています。 研修プログラムを遂行していく上でのシステムやトラブルシューティングなどがうまく機能していないこと自体は大きな問題ですが、それ…

各科研修で見えてきた世界

雑記。ふわっとした研修の記録。 あんまり片意地張った記事ばかり書いているとしんどいので、思いついたままに書きます笑。 現在、内科を中心とした各科ローテーション研修を行っています。 これまで「〇〇科」といった各種内科の専門科研修は行ったことがな…

臨床に活かせる「問い」の立て方を学ぶ

読書記録。 哲学関連の本は、日常のスパイス的に読むことが多いですが、この本は日常に活かせるかたちで、「問い」の立て方を解説してくれています。 「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング 「1つの問い」が「100の成果」に直結する 作者:吉田幸司 発売…

「専攻医のための総合診療専門研修を求めて」

本日より、日本専門医機構にむけて、有志の先生方とともに署名活動をはじめました。 署名活動ホームページ 「専攻医のための総合診療専門研修を求めて」 https://sohshinchange.wixsite.com/change 先週T先生より、ぜひとも署名活動をしようとの連絡があり、…

明日、自分たちの未来のために新たな一歩を踏み出します。

今日は雑記。 明日、自分たちの未来のために新たな一歩を踏み出します。 このまま指をくわえて黙って見ているわけにはいかない。 建設的な議論を、これから先も行えるようにするため。 もしかしたら修羅の道に足を踏み入れることになるのかもしれないけれど…

「しない」ことを選択する力 〜ネガティブ・ケイパビリティ〜

読書記録。 「すぐやる人の「やらないこと」リスト」とつながる形で、 今回は「「無為」の技法 Not Doing」という本を読みました。 エフォートレスな行動で、能力を最大化する 「無為」の技法 Not Doing 作者:スティーブン・デスーザ,ダイアナ・レナー 発売…

アルコール依存症患者がショックの時、考えるべき鑑別

アルコール依存症患者がショックで搬送。 言われてみれば、「そういえばこんな疾患あったな・・・」と思い出し、調べてみると勉強になったので共有します。 【症例】 患 者:73歳男性 主 訴:呼吸困難 既往症:アルコール依存症、糖尿病 アレルギー歴:なし …

Yes man(イエスマン)からの脱却

読書記録。 今回は「すぐやるひとの「やらないこと」リスト」という本です。 すぐやる人の「やらないこと」リスト 作者:塚本亮 発売日: 2020/03/12 メディア: 単行本 「やばい、もしかして自分、仕事やるの遅いんじゃないのか・・・?」と思い、本屋で立ち読…

Evernoteで自分専用の鑑別疾患リストを作る!

Evernoteを利用しない日はもはやなく、なくなってしまうと本当に仕事ができなくなるのではないかと思うくらい、欠かせない存在となっています。 様々な活用方法がありますが、自分が活用している1つを紹介。 あ、医師・医学生向けです。 鑑別疾患リストを作…

アイデアを生み出すための必勝法 〜オズボーンのチェックリスト〜(読書記録「考具」②)

読書記録 今回も「考具」で勉強になったポイントをまとめます。 考具 ―考えるための道具、持っていますか? 作者:加藤 昌治 発売日: 2003/04/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) アイデアが広がる考具 アイデアを生み出すために情報が必要である一方、アイ…

どうしたら”必要な情報”が入ってくるのか?(読書記録「考具」①)

読書記録。趣味で読んだ本です。 Facebookのタイムラインでこんな記事が流れてきました。 r25.jp ここで紹介されていたのが「考具」という本でした。興味が湧いたので、早速Amazonでポチり。お急ぎ便ですぐに届きました。 考具 ―考えるための道具、持ってい…

これだけは知っておきたいリハビリオーダーのポイント

ブログを開始して1週間たち、やっと医学的な記事を書きます。 今回は「リハビリテーションオーダー」についてです。 今年4月から新天地での勤務となり、救急外来から患者さんを入院させる際にリハビリテーションも同時にオーダする機会も多いです。 これまで…

具体的なキャリア実践戦略とは? 〜 ベクトルキャリアモデル 〜

読書記録 キャリア関連の書籍を集中的に読んでみて、だいぶイメージが掴めてきました。 今回は「医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略」の終盤にまとめられている、キャリア実践戦略である「ベクトルキャリアモデル」について、内容を一部加筆してま…

大局的・俯瞰的な未来志向のキャリア戦略 〜ファイナンス型思考〜

読書記録 今回は三好先生の「医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略 〜未来は自分で切り拓く〜」という本のアウトプットです。 医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略~未来は、自分で切り拓く~ 作者:三好 貴之,細川 寛将 発売日: 2019/10/25 メ…