気を抜いていたら、いつのまにか6月と7月が終わってしまいました。
2ヶ月間の間に購入して読んだ本の記録です。
オススメの本もいくつかありますので、よければご参考ください!
【一般書】
●あそびの生まれる場所—「お客様時代」の公共マネジメント → 読了(オススメ)
行き過ぎた公共化が、住民を「お客様化」してしまっている。自分ごととして考えて、自分のすむ町をより心地よい場所にしていくには、色んな意味での「あそび」が必要。
●誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論 → 読了(オススメ)
長年、依存症患者さんと正面から向き合ってきた松本先生のエッセイ。依存症は決してその人の心の弱さが原因ではない。ストレスコーピングとしての依存。「ダメ、絶対。」はダメ、絶対。
●プレイフル・シンキング[決定版] 働く人と場を楽しくする思考法 → 読了(オススメ)
とある家庭医の先生がオススメされていたので購入。この本を読んで、「楽しむ」が自分の中での大切な価値観になっていきました。シンプルだが重要。「楽しいからやる」というのは、根源的であり、それ以上の理由は必要ないですね。世の中、自分の認識次第。なんだか唯識論みたいですね。
●共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る → 読了(オススメ)
読む前までは、完全にゆうこすさんをなめてました。デザイン思考でどんどんチャレンジしていって、その経験と学びを言語化してまとめてくれています。フォロワー数の単純な多さだけでなく、そこに共感や熱量があわさってファンが生まれる。
●生きがいについて (オススメ)
「荒木博行のbookcafe」でとりあげられていたので購入。有名な本なのに、今まで知らずに生きてきました。もっと早く出会えればよかった。精読してじっくり読んでいます。
どういうひとが一ばん生きがいを感じる人種であろうか。自己の生存目標をはっきりと自覚し、自分の生きている必要を確信し、その目標にむかって全力をそそいで歩いているひと――いいかえれば使命感に生きるひとではないであろうか。
●ライティングの哲学 → 読了(オススメ)
書くことって苦しい。だけれど、書くことってもっと気軽でいいはず。
この本を読んでから、執筆意欲が少し湧いてきました✍
※この本にあった「無能フィルター」という概念について、ブログ書きました。
●すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術 → 読了(オススメ)
「ライティングの哲学」とあわせて、書くことや記録を取ることの効用を改めて感じさせてくれる一冊。
※この本についても、昨日ブログ記事を書きました↓
●ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ → 読了
「中田敦彦のYoutube大学」にとりあげられていたので購入。ミニマリストは、たんなる断捨離術ではなく、生き方そのもの。「足るを知る」はぼくの座右の銘でもあります。わたしたちは気がついていないだけで、実はもう、幸せなんじゃないかと。
●本を読めなくなった人のための読書論 → 読了
本そのものの内容ももちろんですが、とにかく文章が柔らかい。読み手への配慮がすばらしい。読んでいると心が落ち着きます。装丁もさわり心地がいいです。
最近は、本を精読することが多くなってきました。
●こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ (NHK趣味どきっ!) → 読了
「本読みたい!」ってなるムック本です。素敵な本屋もたくさん載ってます。
●「利他」とは何か
こちらも現在精読中。國分功一郎さんの名前があったので、気になって購入しましたが、他の執筆者の方々の考察も非常におもしろく、いい意味で期待を裏切られました。
特定の目的や必要があらかじめ決められているケアが「押しつけの利他」でしかないように、条件にあったものしか「享け」ないものは、うつわではない。「いる」が肯定されるためには、その条件から外れるものを否定しない、意味から自由な余白が、スペースが必要です。
●敵とのコラボレーション → 読了
賛同できない・好きではない人とチームを組んでいる時、そのチームが前進していくためにはどうあるべきか。対話はひとつの手段に過ぎない。「ストレッチ・コラボレーション」がその鍵になる。「対話万能説」にメスを入れる、現実主義的な一冊です。
●問題をシンプルにして毎日がうまくいく ふだん使いのGRAPHIC RECORDING → 読了
iPadで手書きメモを残す機会が増えてきたので、グラフィックレコーディングにあこがれて購入。構造的に考えたりするときは、やっぱり手書きが良いですよね。
※この本を読んだあと、とある勉強会で描いたノートがこちら↓
●科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる → 読了
戸田山和久先生の専門である科学哲学について、わかりやすく(?)解説された一冊。「科学とはなにか?」、「科学の目的は?」、「説明とは?」といったような、科学に関する哲学的問いから学べます。存在の証明って難しいですね。コロナ禍で、「コロナウイルスは存在しない!」と叫んでいる方々にも、読んでもらいたい一冊です。
●決定版-HONZが選んだノンフィクション → 読了
書評って良いですよね。読書の楽しさやワクワク感を駆り立ててくれます。
●哲学と人類 → 読了
文字の発明や印刷術、ラジオにいたるまで、メディアを中心に添えながら、哲学と人類の歩みを解説している一冊。「サピエンス全史」みたいな雰囲気もあります。
古代ギリシャのパートに書かれてあったこととして、ソクラテスは文字記録を残すことを嫌っていたそうですが、弟子であるプラトンがソクラテスの言動を記録したことで、こうして私達の手元にも届いている。文字記録は後から振り返ってみたり、客観的に考察していく上で、やはり重要な役割を果たしてきたことは間違いなさそうです。
●体験の哲学 → 読了
「史上最強の哲学入門」の飲茶さんの著書。やっぱりタイトルに「哲学」と入っていたら買ってしまいます。
内容はシンプル。日々の様々な体験を意識的に味わうことの大切さ。今までの人生で、まだまだ体験できていないことはたくさんあるのだと感じさせられる一冊。サラッと読むことができます。
●人間にとって健康とは何か
現在も読書中。日本のヤンキー文化のレジリエンスの高さについての考察が面白いです。
●人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか → 読了
内容はちょっと薄かった印象。
●サボる哲学 → 読了
「サボる」ことに関する深い考察を期待していましたが、あまり私には文章が合いませんでした。
●困難事例を解きほぐす → 読了(オススメ)
これは総合診療・家庭医療界隈の方々は必読だと思います。医療に限らず、複雑な問題に直面した際、問題の構造化やアセスメントに力を貸してくれそうな一冊です。スルメ本。
※この本については、以前にブログにも内容をまとめました↓
●ヘルマン医療人類学
●在宅緩和ケアハンドブック 第3版
● 対人援助職のための家族理解入門―家族の構造理論を活かす
大学の総合診療学の講義で、外部講師の先生がオススメされていた一冊。
家族志向のアプローチの勉強に。
●総合内科病棟マニュアル 病棟業務の基礎(赤本)